こんにちは、ソフトテニスNEXTのダイスケです。
今回の記事では、乱打練習のメニューについて解説していきます。
アップのための乱打ではなく試合で活かせる練習メニューとして考えていただけると幸いです。
それでは、ただのアップではない?いろいろなバリエーションの乱打練習のスタートです。
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目次
はじめに
あなたの部活動、クラブで毎回やっている練習はありますか?
乱打練習、サーブレシーブ、前衛練習、後衛練習さまざまやっていると思いますが、ここでは、試合に活かせる乱打練習について解説していきます。
アップ練習と思われがちですが、指導者の工夫次第で選手の能力を伸ばすことができます。
1. 乱打の必要性と注意点
試合で必ず必要になる技術は、やはりストロークプレイです。相手がミスするまでラリーを続けることができれば必ずポイントをとることができます。つまり試合で勝てます。乱打練習を通して負けないテニスを身につけましょう。
多くの、部活動、クラブの練習でも取り入れてる乱打練習ですが、練習のための練習ではなく、コースや球種を絞ってあげることで試合のための練習になるように取り組んでいきましょう。
乱打練習では、お互いが打ちやすい球が返ってきやすいです。その中でも打ったらすぐポジションに戻って待球姿勢をつくること、相手が打つ瞬間にスプリットステップを行いストロークの一歩目が早く出ているかなどチェックしていきましょう。
2. コースの指定
乱打練習でコースを指定しよう。(苦手なコースをなくせます)
正クロス、逆クロス、右ストレート、左ストレート、ショートクロス、ショートストレートなどコートの使い方によっては、多くのコースで乱打をすることができます。ここで重要なことは、ローテーションをして多くのコースで打たせていきましょう。指導者の方がコースを固定して入ってあげることで、全員が指導者と打つことができるのでアドバイスしやすくなります。
3. 球種の指定
① ロブvsロブ(安定したボールが打てます)
ロブにも攻めるロブ(軌道が低い中ロブ)と守りのロブがあります。ここでは、攻めるロブか守りのロブか指定して乱打練習を行ってください。シュートボールと比べて続けやすく、選手のレベルが上がると永遠に続けることができます。50本や100本と続ける回数を指定して練習に取り組んでみてください。注意点としては、ロブの落下点がベースライン付近になるように打つことです。浅いロブだと試合で相手前衛につかまってしまうので深いボールが打てるように心がけましょう。
② ロブvsシュートボール(攻める、守る意識を定着させます)
ここでは、片方がシュートボールもう一方がロブでしのぐ練習を行います。ロブからロブ、シュートボールからシュートボールなど同じような球を打つほうが比較的かんたんです。ロブを打つほうは、腰を落として体重移動を使って正確にロブが打てるようになりましょう。シュートボールを打つほうは、打点を落とさずに高いところで打てるように落下点に早く入りましょう。
*打点を高くする理由:相手前衛から見たときに低い打点から打たれるより高い打点の方が恐怖心があります。また、打点を落としてしまうと相手に次のボールのための準備の時間をあげてしまうことになります。速いリズムで打てるように心がけましょう。
③ シュートボールvsシュートボール(反応スピードが鍛えられます)
お互いにシュートボールで打ち合います。ロブに比べてボールを打ってから、次のボールが来るまで短いです。打ったらすぐにポジションに戻り待球姿勢が作れるように意識しましょう。また。ソフトテニスのボールは、バウンドしてから急激に失速します。有効な一打が打てるようにベースライン付近にうてるようにしましょう。この乱打がミスなく続けられれば負けないテニスに一歩前進です。
4. その他の指定
ここでは、さらに細かく乱打の条件を指定していきます。
① バックハンドストロークのみ(バックの苦手意識をなくせます)
フォアとバックどちらが得意か聞かれたときに多くの生徒がフォアの方が得意だといいます。この原因は、単純に打ってる数が圧倒的にフォアの方が多いからです。バックだけで乱打練習を行うことでバックを打つ機会が増え苦手意識が少なくなっていきます。ただ、打てていない生徒に関しては、しっかりと指導を行うようにしてください。
② ショートラリー(レシーブの種類が増えます)
サービスボックス内だけで乱打練習を行います。短い距離での乱打なので打ったらすぐ構えなおすことを意識しましょう。短い距離ですが、ボールを当てるだけではなく、しっかりと振り切ることが大切です。振り切ったほうがドライブ回転がしっかりとかかりネットを越えて落ちるボールを打つことができます。
③ 打つ回数(試合を意識した配球を覚えさせます)
ソフトテニスの試合での平均ラリーは、5~6球です。試合を意識して6球で乱打を行いましょう。例えば、ロブ→シュートボール→シュートボール→ロブ→シュートボール→シュートボールなどあらかじめ条件をつけて乱打練習を行っていきましょう。
さいごに
いかがでしたでしょうか?乱打の練習ひとつとっても指導者の工夫次第で選手の能力を向上させることができます。ただのアップ練習にならないように目的を持って練習に取り組ませましょう。
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