こんにちは、ソフトテニスNEXTのダイスケです。
今回は、題名のとおりソフトテニスのサーブの上達のポイントの後編を詳しく解説していきます。
前回の記事「【前編】これでサーブは完璧?サーブが上達する10個のポイント!」はこちらから
目次
はじめに
前回の記事では、サーブが上達するポイントを5個あげました。前回のポイントは主にグリップの握り方や体の使い方などのボールを打つ以前のポイントでしたが、今回の記事では、ボールの打ち方を主に説明していきます。
それでは、サーブが上達する10個のポイント~後編~のスタートです。
*注 ここでは右利きのプレーヤーを想定しています。左利きの方は、反対の手足で行ってください。
6. 自分のリズムを作る
打つ前に自分のリズムを作ろう。あなたは、練習ではサーブが入るのに、試合になると途端に入らなくなってしまう経験はないですか?
試合の時は、緊張もします、焦ります。普段打てていたボールが打てなくなってしまいます。
これらの問題を解決するためには、練習の時から試合を意識することが大切です。指導者の方から「練習のための練習をせず、試合のための練習をしなさい」と言われるのは、このためです。
今回お話するのは、どんな状況でも普段と同じように体を動かせる魔法のようなテクニックです。
ルーティンという言葉を知っているでしょうか?メジャーリーガーのイチロー選手が打席に入る時に決まった一連の動作をしています。ラグビーの日本代表の五郎丸選手もボールを蹴る時に決まった一連の動作をしています。
ルーティンとは、「決まった手順」、「お決まりの所作」という意味で、このルーティンを行うと精神的に落ち着き普段と同じように体を動かすことができます。
ソフトテニスのサーブで例えると、ボールを2回ドリブルする、屈伸をする、打ちたい方向を見つめる、深呼吸をするなどがあります。
練習の時からルーティンを意識して試合にのぞみましょう。きっといつもどおり体を動かすことができます。
注 空を見上げることはよくない? 最近では室内でソフトテニスをすることも増えてきました。外と中では、状況が変わってきます。練習中でも試合中でも同じルーティンを行えるようにしましょう。
7. サーブを打つ時のテイクバック
ここでは、トスをあげてからボールを打つまでの注意点について説明していきます。
左手は、ラケットが出てくるまでは打点に向かって伸ばします。インパクト時には、体の中にしまうようにします。ラケットと左手が直線になるように意識すると体の力を最大限に利用することができます。
次にラケットと右手の使い方を説明します。トスをあげたときには、伸ばした左手とラケットの面が平行になるようにします。
続いてインパクトに向かうときには、ラケットヘッドが自分の背骨と一直線になるようにタメを作ります。
この時も、左手とラケットヘッドが一直線になるように心がけましょう。
8. 打点(インパクト)
ここでは、打点(インパクト)について説明します。
前編の記事では、打点は高くと説明しましたが、インパクトのときは腕とラケットが一直線にならないようにしましょう。
イースタングリップでラケットを持っているので一直線にしてしまうとラケットの面が左側にむいてしまいます。
なので、ラケットの面が打ちたいコースに向かうように調整していきます。すると手首を中心に腕とラケットが『く』の字になります。
このようにラケットを使ってあげるとボールにドライブ回転がかかるので、ネットをこえたあたりで急激に落ちるサーブを打つことができます。
サーブでは、力の使い方を意識してみましょう。ラケットがボールに当たる瞬間から振り下ろすときに力をいれてしまうと、サーブの軌道が下に向かってしまいネットフォルトの原因になってしまいます。また、ボールにバックスピンがかかってしまうのでネットをこえたとしてもサービスコートに入らないサーブになってしまいます。
なので、タイミングとしては、ラケットが背骨に一直線になった時からインパクトの瞬間まで力を入れるようにしましょう。腕だけの力に頼らずに下半身も使って手打ちにならないように注意しましょう。
9. フォロースルー
ここでは、インパクトのあとのラケットの使い方を解説していきます。
ポイントは、脱力することです。インパクトで力を出し切りあとは自然にラケットを振り下ろします。
体の横回転の力を利用するため、ラケットは体の左側にくるようにしましょう。
10. コースの狙い方
サーブを打つならサービスエースを狙いたいですよね?
プレーヤーのレベルが高くなるとむやみに速いサーブを打っても相手に簡単に返されてしまいます。
ここでは、コースの狙い方とサービスエースをとる方法について解説していきます。
まずサービスエースをとる方法ですが、速いサーブを打つだけでは取れません。
サービスエースをとるためには、相手にサーブのコースを意識してもらう必要があります。例えばずっとミドルにサーブを打っていてここぞというときにクロスにサーブを打つと意外と簡単にサービスエースをとることができます。
続いて、コースの狙い方です。
コースの狙い方は2種類あります。
1つめは、スライス回転をかけること、インパクトの時にラケットの面が少し左側に向くようにしましょう。
2つめはスタンスの向きです。右肩と左肩の延長戦が打ちたい方向に向かうようにスタンスの向きを調整しましょう。それだと相手にばれてしまうと思うかもしれませんが、相手はそこまで注意深く見ていません。思い切り打ちたいコースに向かってサーブを打ちましょう。
最後に
いかがでしたでしょうか。前編の記事の最初でも説明しましたが、ファーストサーブが入ることで相手より精神的に優位に立てること、攻める準備ができます。
サーブで大切な順番は、確率>コントロール>スピードです。どんなに速いサーブが打ててもフォルトになってしまっては意味がありません。
まずサーブが入るように練習に取り組んでみてください。
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